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お馬鹿な古泉が書きたかったから書いたss。
いえ、本当に…
キョンのことが好きで好きでしかたないアホ古泉です。
国木田様とか妹の鬱とか書いてたら書きたくなって書いた。
ちなみに、おまじないはいろいろなものを何個もやると意味はないそうです。気をつけて☆
ssで使ったのは小さい頃に聞いたおまじないとネットで適当に出てきたものです。
以下、ss本文は「続きを読む」から。
彼に振り向いて欲しくてたまらない。
どうすればいいのかと思い悩み、機関の仕事も手につかなくなってしまったので、森さんに恋を実らせるためには何をすればいいですか?
と聞いてみた。すると、
「……おまじないでもすれば」
と言われました。
なんだか冷たいような気がしたのですが、きっと気のせいですね。
おまじないですかぁ。
せっかくの森さんのアドバイスですし、やってみることにしましょう!
ふむふむ。
消しゴムに相手の名前を書いて誰にも触らせないようにして使い切る…と。
時間はかかりそうですが、これなら簡単に出来ますね!!
新品の消しゴムを買ってきました。
これに名前を書いて…と。
よし!完璧ですね!!
ショックです。
消しゴムを落として同級生の女の子に拾われてしまいました。
「はい!古泉くん!!落としたよ!!」
と元気に言われたのですが、僕の元気を無くしてしまいました。
どうしてあんなに素早く拾ったのでしょうか…
素早すぎです。普通の反応なら自分で拾えたのに…
「ありがとうございます」
と笑顔を取り繕えたのですが、……はぁ。
違うおまじないをしてみましょうか。
違う消しゴムを買ってきてもいいですが同じ失敗をしてしまいそうですし、もったいないですしね。
えっと。次のは…
緑のペンで相手の名前を99回書いて最後に相手に書いてもらう…と。
これなら今すぐに出来ますね。
よし!!
……うん。完璧!!
って、あれ?
どうやってこれに書いてもらうんですか?
99個の自分の名前を書いた紙を見せられるって恐くないですか?
恐いですよね、普通。
何か企んでいると思いますよね。間違いありませんね。
どうやって最後の1個を書いてもらえばいいのでしょうか?
……名案が思い浮かびません。
まさか封筒に穴を開けてそこに名前を書いてもらうなんて出来ませんよね。
そんなの心臓麻痺で死んでしまいそうですし。
えーっと。どうすればいいんでしょうか。
諦めるしかないんでしょうか?
う~ん。どうやら諦めるしかないようですね。
では、次のおまじないは…と。
あ、同じく緑のペンを使ったものがありますね。
なんでしょう。おまじないには緑のペンというのは常識なのでしょうか。
え~っと。これは…緑のペンでラブレターを書くんですね。
すると両思いに…ですか。
では、書いてみましょうか。
チュンチュン…
あれ?鳥の声ですか?
空が青いですねぇ。…って!!えええ~!朝ですか!?
夜通し手紙を書いてしまいました!!
ペン、ほとんど新品だったのにインクの部分がもう少ししかありません!!
っていうか、この長さのラブレターを読んでくれる人がいるのでしょうか?
…僕なら読まないですね。
いえいえ、もし彼が僕に対する愛をこのくらい書いてくれるなら読みますよ?
それはもう、どんな長さだろうと暗唱できるまで読み込みますよ。
永久保存です。
しかし…彼が僕のこのラブレターを読んでくれるのかというと。
そんなのは夢でしょうね。
このおまじないも諦めたほうがいいでしょう。
さて、学校に行く準備をしなくては。
今日もなんてことない日でした。
さて、ネットで新しいおまじないでも探してみましょうか。
★ 片思いの相手に自分に興味を持ってもらえる ★
1. パンジーの花を一輪押し花にします。
2. 白い厚めの紙を半分に折って、左側に彼の写真を張って、右側にその押し花を張ります。それを本や手帳にはさんでおくと彼があなたを意識するようになります。
ふむふむ。
パンジーですか。パンジーにはあまり良いイメージはないのですが、しょうがないですね。
ちなみにパンジーにあまり良いイメージがないのは彼がそう言っていたからです。
彼が良くないと言っているのだから僕にとってもそうなのです。
パンジーにどんな思い出があるのでしょうか。
今度聞いてみたいものですね。
では、パンジーでも買って来ましょうか。
僕は彼に意識してもらっているのでしょうか?
試してみてから1週間ですが、何も変わっていません。
「顔が近い」
というのは意識してもらっているということなのでしょうか?
何か他のものもしてみましょうか?
★ 両思いになる ★
1. 新品のピンク色のリップクリームを用意します。
2. そのリップクリームに針で彼の名前とLOVEの文字を刻みます。
3. 誰にも貸さずに自分だけで使い切ると両思いになれます。
ただし、早く使いきろうと、唇以外のところに塗ったり、削ったりすると効果が出ないので注意して。
やっぱりこういうのは女性がやるのでしょうね。
しかし、このおまじないに対してのコメントの量はすごいです。
しかも『このおまじないをしてから彼と両思いになれました!!』『すごい効くコレ!!』『教えてくれてありがとうございます』etc etc…
みたいなコメントだらけです。
…これは!やるしかありませんね!!!
買うときに「彼女さんにプレゼントですか?」と聞かれてしまい、笑顔で「はい」と言ってしまいました。
嘘ついてすいません。
まずは針を消毒して…
「なぁ、お前女装趣味に目覚めたのか?」
思考が停止しました。
「断じてそんなことはありませんが?」
「……………」
沈黙。
なんでしょうか?涼宮さんと朝比奈さんも何か言いたそうな、でも聞いちゃいけないことを彼が聞いたような顔をしています。
「口」
え?なんですか?その一言は?
「紅い」
一言しか喋ってはいけないと決めているのでしょうか?
「気持ち悪い」
ショックです。
「キョ、キョン!!言いすぎよ!」
涼宮さんが僕の方に駆け寄ってきます。
「あ、あのね、古泉くん。聞いていいか迷ってたんだけどキョンが言っちゃったから聞くわね」
はい。どうぞ。
「い、色付きのリップ使ってる?」
え?
「唇がね、ピンクっていうの?それ、結構色きついリップね。発色が良すぎるわ」
そうか。クラスメートの視線がいつもよりきついと思っていたらそのせいか。
前に消しゴムを拾ってくれた女性とは涙目だったな。
…しかし、この視線は。
「取った方が良いでしょうか?」
「え、ええ。そうね。その方がいいと思うけど」
彼はどうなんでしょう?
「取れ」
だそうです。
では取りましょう。
「なんでそんなの使ったんだ?」
はぁ。言いにくいですね。
「曖昧なにやけ顔だな。言いにくいなら、まぁいい」
本当に彼にはポーカーフェイスは通用しない。
「簡単に言うと、好きな方の気を引きたかったと言いますか…」
と言ったら彼が傾けかけた湯呑を置いて身を乗り出してきた。
「やっぱりいるのか?好きな奴とか」
なんでこんなに聞きたがっているのでしょうか。
「はぁ。失敗したようですが」
彼は苦笑した。
「そりゃぁ、失敗するだろ」
「では、どう行動すれば良いのでしょうか?」
「俺に聞くなよ」
いえいえ、あなたの意見だからこそ聞きたいのですが。
「教えていただけませんか?」
彼はいやいやそうにしていたが
「まぁ、とりあえず自分のことを話すとか相手のことを知るとか、そんな感じじゃねーの?」
「では、おまじないなどは?」
「はぁ?まさかお前、あの気色悪いのはその影響か?俺は非科学的なものは…信じていない」
と言った後、彼は涼宮さん、長門さん、朝比奈さん、僕を順に見て
「と言いたいのだが。う~ん。しかし、占いとかまじないの類は意味ないと思うぞ」
そうですか。では、僕も信じません。
彼がそう言うならそれでいいんです。
では、彼の言った方法を実践することにしましょう。
「僕は今日、連珠をやりたいですね」
自分の好みをとりあえずあなたに話しましょう。
ああ、それともあなたのことをもっと知るためにあなたがやりたいゲームを言ってもらっても良かったですね。