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涼宮ハルヒシリーズの2次制作サイト。鈍感なキョンを愛でています。 BL要素満載なので間違って入ってきた人は回れ右です。古キョンだらけですが、国木田×谷口も少々あります。 当サイトはリンクフリーです。相互も大歓迎です。 リクエストなども受け付けておりますので拍手かメールフォームよりお気軽にどうぞ。
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だから、もう6月1日はとっくの昔にすぎたって!!
と自分にツッコミながら今日も6月1日ネタを…
あと1つで終わるのでどうかお付き合い願います。
それにしても、古泉がなかなかのバカです。おかしいな。こんな話にする予定だったんだっけ?


以下、ss本文は「続きを読む」から。


今日は昨日よりも視界が白い。
何も僕の目がおかしくなったわけではない。
ただ、冬服の制服が夏服に変わっただけの話だ。
学ランのわけではないからはっきりと黒から白へと変わったということではない。
ブレザーがなくなったために白いシャツが目につくというだけで大したことではない。
そう、大したことではないのだ。
中学の時には同級生の男子が女子の夏服に対していろいろと言っていたが今となってはそんなことを言っている人は周りにいない。

では、何故僕が夏服について考えているかと言うと、1つの問題があるからだ。
その問題とは、僕の目の前にいる人についてだ。
その人の白いシャツから鎖骨がチラチラ見えるとか二の腕が丸見えだとか思ってしまう自分が問題なのだ。
彼は僕が長考してると思っているんだろう。
特に不審がってはいない。
僕の目線の先にあるのが何かわかっていない。
「長いな…まだかかりそうか?」
さすがに長すぎたか。彼に退屈がられたようだ。
「すいません。すぐに…」
「んあ?別にいい。朝比奈さんも来ないし茶でも淹れるから」
彼はヤカンを持って廊下に出て行った。
「はぁ」
思わず溜息が出る。
今のところ我慢出来ているが、出来なくなってしまってここで襲い掛かってしまったら口をきいてくれないのが何日間も続きそうだ。
下手なことは出来ない。
とりあえず彼が来る前に次の手を考えよう。
集中出来ない自分が勝てるとはとても思えないが、あまりにも変な手を打つわけにはいかないだろう。
ああ、しかし思考が定まらない。
先程までの彼の姿が頭でちらつく。
目を瞑ると意外と白い彼の肌が思い出される。そして、さっき見たものだけじゃなく、僕と2人の時だけに見せてくれる彼の痴態も脳内で

再生される。
ああ、あの時の彼は最高に可愛かったなぁ、いや、彼はいつでも可愛いのだが…
「あー、ひでー目にあった!!!」
「な、なんて格好してるんですか!?」
彼はなんとずぶ濡れになって帰ってきた。
「ヤカンに水入れてたら後ろからぶつかってきた奴がいてよ、水かぶっちまった。あーあ、シャツがびしょ濡れだな」
勢いよく水出してたからなぁ…とブツブツ言いながらシャツを脱ぎ始めた。
「うわぁ、脱がないで下さい!!」
「はぁ?なんだそれは。俺に風邪ひけとでも言ってるのか?」
いえいえ、あなたに風邪をひかせようとするわけないじゃないですか。
「じゃあいいだろ。乾かすんだよ。ここにはハンガーもあるしちょうどいい」
僕の意見なんて無視なんですよね。そうですよね。
いくら僕があなたの無防備さは罪です。と言っても本気にしてもらえないんですからね。
頑張れ!耐えるんだ!
ここで我慢できなければ彼を怒らせるだけでは済まされないかもしれない。
「あー。もう水でいいや」
彼は水をヤカンから湯呑に注いで飲んでいる。
上半身裸でしかもその上半身がまだ濡れていて唇はもちろん濡れている。
「おっと」
水を唇の端から零したようで指で拭いて、それを舐めている。
もう嫌だ。全てが誘っているように見える。
彼を見ないように机と対面する。
「ん?古泉、打ったのか?」
顔を上げれば絶対に彼が目に入る。顔を上げられない。
「え~っと。どこに打ったんだ?……あれ?打ってない、よな?」
ああ、結局何も考えていなかった。
「お前、何してたんだ?」
「あのですね、なんと言いましょうか。その…」
「なんで下向いてんだ?具合でも悪いのか?」
さすがにこれ以上彼の方を見ないと変か。意を決して顔を上げる。
すると、なんと彼の顔が目の前にある。
思わず顔を引く。
「なんだよ。んな驚くことないだろ。お前、自分からは近付くくせに俺からはダメなんだな」
まあ、いいが。と言いながら少し不機嫌そうな顔をしている。
あああああ、可愛すぎる。
もう、襲っていいですか?
「遅くなってゴメーン!!」
涼宮さんが勢いよく部室に入ってきた。
僕の手は宙に浮いている。
その手を見て、無意識に彼に手を伸ばそうとしていたことに気付く。
涼宮さんのおかげで理性を取り戻せた。
行き場の無くなった手を自分の膝の上に置く。
彼は首を傾げていたけれど、どうでも良かったようですぐに「早く次の手打てよ」と言ってきた。
「キョ、キョン!!!あんた、何て格好してるの!?」
「ん?ああ、ワイシャツに水かけられてな。乾かしてる途中だ。どうした?お前、顔赤くなってないか?」
そんなことないわよ!目の錯覚!!と言いつつ涼宮さんは彼をチラチラと見ている。
だから、あなたは無防備すぎだと言ってるんですよ。
それから朝比奈さんが来て涼宮さんと同じように驚き、
「キョ、キョンくん。どうしたんですかぁ?な、なんでそんな格好してるんですかぁ?」
と少し涙目になりながら言った。
すると彼はすぐに態度を変えた。
「すいません。これじゃあ、セクハラですよね。えっと…何か着るもの…」
ああ、あなたの朝比奈さんに対する態度の違いにはいつも驚かされますよ。
涼宮さんが少し不機嫌になっていますよ。
なんとかして頂けませんか?
僕は今、情熱を持て余しているので今日は閉鎖空間には行きたくないのですが。
というか、放課後はあなたに是非お付き合い願いたいですね。
「キョン!これ着なさい!!」
気付くと、涼宮さんの不機嫌さは無くなり、目が輝いている。その手に持っているのはクリスマスに彼が着たトナカイの衣装。
彼は眉間に皺を寄せている。
「それは暑い。他になんかないのかよ」
「みくるちゃんに着せるのならいっぱいあるけど、あんた用はこれくらいよ。一番涼しいのはバニーでしょうけど」
彼はう~んう~んと唸りながら顎を手で触っている。
トナカイの衣装を着るかどうか迷っているのだろう。さすがに朝比奈さん用の衣装を着るかで悩んでいるわけではないだろうから。
「あー、もういい。わかったよ。着ればいいんだろ」
最終的には自分の方を見てくれない朝比奈さんを見てトナカイの衣装を着ると決めたようだった。
彼の朝比奈さん贔屓には目を見張るものがありますね。まったく。
しかし、涼宮さん的には満足だったようで閉鎖空間の発生の知らせはなかった。
それからトナカイの衣装を着た彼を涼宮さんはからかい、朝比奈さんは微笑み、僕は涼宮さんに相槌を打ち、彼はやれやれと呟き、長門さ

んは本を読むという活動を行った。
そして最後はいつものように長門さんが本を閉じてみんなが解散の時間だと気付いた。
少し違ったのは長門さんが彼のシャツについてもう着ても大丈夫だと進言したことだった。
そういえばいつもの時間よりも少し遅い気がする。
長門さんは彼のシャツについて観測して乾いてから下校するように促したのだろう。
文芸室にはさすがに乾燥機は置けないだろうがドライヤーかアイロンくらいなら置いておいてもかまわないだろう。
今度持ってこようかな、と思ったときに気付いた。
長門さんなら操作してシャツの1枚を乾燥させることなんて楽勝ではないだろうか。
まさか彼のトナカイ姿を見て楽しんでいたわけではあるまいし…え?まさか楽しんでいたのだろうか?
…これは深入りすると危険な気がするので放っておくことにしましょう。
彼は真向かいでトナカイの衣装を脱いで「あー、暑かった」と言いながらシャツを着ている。
その着替えを思わず凝視してしまう。
さっきまでの警戒心はどこへやってしまったんだろう。我慢できなくなるから彼を見ないようにしようとしていたのにトナカイの衣装を着

ていた彼を見てすっかりそんな覚悟を忘れていた。
「古泉、何こっち見てんだ?シャツ、なんか変か?」
ついに彼を見ていたことを彼に気付かれてしまった。
「ああ、はい。襟が少し変ですね」
慌てて取り繕ったが、都合よく本当に襟が捩れている。
「ん?どこだ?直してくれ」
彼がまた無防備に近づいてくる。まだネクタイをしていないしボタンもいつもより外している部分が多い。
肌が見えますって!!やばいんですって!!なんでそんなに無防備なんですか!!?
あなたが好きだと言う前なら仕方ないとか思えましたが今はあなたに僕が欲情すると知っているでしょう?
どうしてそうなんですか、あなたは!!
「どうした?早く直せよ」
彼より身長が高い僕を見るために彼は少し上目遣いになる。
だから、もうっ!!!
彼を出来るだけ見ないようにしながら襟を直す。
「はい、出来ました」
「おお、サンキュ」
ああ、情熱を持て余す。

帰り道。
いつも通り涼宮さん達とは少し離れて彼と二人で並んで歩く。
「なんかお前、今日俺のこと見たり見なかったりじゃないか?」
足を止める。気付かれていたとは…
「なんでだ?」
その答えは1つなのだが、言ってもいいだろうか?
「なんかしたか?俺」
ちょっと拗ね気味に言う彼は可愛すぎる。そして、またもや無防備だ。これは言うしかない。
「あなたの夏服に見惚れたり、無防備さに呆れて欲情したりしていました」
「…………」
唖然。
という言葉以上に今の彼の状況を的確に表現する言葉はないだろう。
彼はこっちを見て口を開けてだんだん顔が赤くなってきている。
ああ、可愛らしい。
「ば、バカだろ、おま…なに考えて…なんでにやけてんだよ!」
「そういうわけですので、今日は僕の家に来ていただけませんか?」
「却下」
即答されてしまった。
しかし、今日はこれで諦めるわけにはいかない。この持て余した情熱を発散させなければならない。
そうでなければまた彼の夏服を見ていけないことを考えてしまうだろう。
「そんなことおっしゃらずにお願いします」
少し早足になった彼を追いかける。
きっと彼は口では「却下」と言いながらも僕の家に来てくれるだろう。
そういう人だ。彼は。

そして実際、僕の家に彼は来てくれた。
その後のことは朝比奈さんの言葉を借りるなら、禁則事項ということですね。

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