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涼宮ハルヒシリーズの2次制作サイト。鈍感なキョンを愛でています。 BL要素満載なので間違って入ってきた人は回れ右です。古キョンだらけですが、国木田×谷口も少々あります。 当サイトはリンクフリーです。相互も大歓迎です。 リクエストなども受け付けておりますので拍手かメールフォームよりお気軽にどうぞ。
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箸使いを正せ!の続きになっています。
妹視点だから番外編って感じですね。2.5話って感じかな?
キョンの出番が少なすぎ(笑)
妹の口調というか、頭の中の言葉が難しい…
小学生の時にどのくらいの語彙があったかなんて忘れたよorz
わざと漢字に変換していないところが多いので読みにくいかもしれません。


以下、ss本文は「続きを読む」から。

「ねー、おかあさん。写真の焼き増しってどうやるの?」

キョンくんがいない時に聞こうと思っていたことを聞いてみる。
このごろキョンくんはあまり自分の部屋に行かないでリビングにいることが多いの。
だからキョンくんが帰ってくる前の時間くらいしかおかあさんとゆっくり話せない。
なんでそういうふうになったのかなぁ?
まぁいっか。

「焼き増し?どうして?」
「学校で小さい頃からの成長の記録みたいなのつくるんだってー。それで写真が必要なのー」
「そうなの。いいわよ。じゃぁ、使う写真を選びましょうか。お母さんが焼き増ししといてあげるわ」
「うん!」
「アルバム持ってくるわね~」
おかあさんはなんだかノリノリでリビングを出て行った。
へへ、うまくいったー。
学校で写真を使うのは本当だけど、いいこと思いついちゃったからそれにも使うんだー☆
「持って来たわよ~」
おかあさんと一緒に写真を選ぶ。
アルバムを見て思い出話をしながら使う写真を抜いていく。
生まれてばかりのと七五三のと幼稚園の入園式のと小学校の入学式のと旅行のと…
できるだけ1人じゃなくてキョンくんも写っているのを選ぶ。
「あら、1人で写ってるのもあるのにそっちにするの?」
「うん。こっちのほうがかわいく写ってるでしょっ?」
「あらそう?」
本当はそんなに変わらないと思うし、自分の成長の記録を作るんだから1人の写真を選んだ方がいいってわかってるんだけど、どうしても

キョンくんと一緒に写ってる写真がいいのには理由があるのだ☆
それは…キョンくんの写真を古泉くんにわたす!!っていうこと。
最初はずいぶん注意されてたはしの使い方も、おとうさんが注意しなくなるくらいになってきた。
だから何かそのごほうびにあげようと思って考えてたら一番初めに来たときのアルバムを見て古泉くんがすごくうれしそうな顔をしているのを一番初めに思い出したの。
どうやって写真を内緒で焼き増ししようかと思ってたらちょうど学校で都合のいい授業があったからそれに便乗しちゃえ!
というのがこれの経緯なのだー。
キョンくんはこのことを知ったら嫌がりそうだから内緒なの。
キョンくんが嫌がっても古泉くんのうれしそうな顔見れるならいいかなー。って。てぃへ☆
まぁ、キョンくんだって古泉くんの写真を机に入れてるんだし、いいよねー。
それに写真にあたしもいるってことはいつでも古泉くんはあたしの写真を持ってるってことにもなるし。
それがキョンくんのついででもうれしいなっ。
そうだ。これの代わりに古泉くんの小さい頃の写真くれないかなぁ?お願いしてみようっと。
「これくらいでいいの?」
「うん!ありがとー。おかあさん」


数日後

「はい。写真、出来たわよ」
「わぁい」
学校で必要な分は部屋に置いて、古泉くんにあげるのは封筒に入れる。
今日も古泉くんはくるはずだからそのときにあげようっと。
よろこんでくれるよね?えへへ、たのしみ~
キョンくんには見つからないように注意注意。
古泉くんと2人になれるのはキョンくんが着替えてる5分くらいだけ。
もっとゆっくり着替えててもいいのになぁ。
キョンくんたちは授業が終わってからSOS団の活動をしてから帰ってくるからけっこう遅く帰ってくる。
あーあ。早く帰ってこないかなぁ。
テレビを見て待つ。むー。待ってる時間ってなんでこんなに長く感じるのかなぁ。
時計を確認。んー、あと30分ってところかなぁ?
見るテレビもなくなっちゃったしもう1回写真確認してこようっと。
部屋で封筒を開けて写真を見てみる。
うん。キョンくんがかわいく写ってるやつをちゃんとチョイスできてるなっと。
古泉くんに見られるんだからあたしもちゃんとかわいく写ってるの限定だけどー。
さすがにキョンくん1人の写真はないけどきっと古泉くんならよろこんでくれるんだ。
「ただいま」「お邪魔します」
あっ!!!キョンくんと古泉くんきたー。
階段をかけおりる。
「キョンくんおかえりなさーい。古泉くんいらっしゃーい」
玄関に行って2人をむかえる。えへ、間に合った。
封筒を後ろに隠しながらいつものスマイルスマイル☆
「あいよ」「妹さん、今日も可愛らしいですね」
「えへへー」
「じゃあ、俺着替えてくるから」
「はい」「うん」
トントントン
キョンくんが階段を上っていく。
「古泉くん、リビング行こー」
「はい」
古泉くんはいつもの笑顔だけど、これからもっと笑顔にしてみせるんだから。
ソファに2人で並んで座る。よし、今だ!!
「古泉くん、最近おとうさんにはしの使い方注意されなくなったね」
「ええ。家でも練習しているんですよ。自分でも随分上手くなったと思います」
「それでね?古泉くんにそのごほうびをあげるっ!!」
「え?いえいえ、そんな。悪いですよ。貰えません」
思ったとおり古泉くんにえんりょされちゃった。でも、絶対あげるんだから!!
「悪くないもん。あたしがあげたいんだもん。もう用意しちゃったもん!」
「ええ?えっと…その…」
「これ!!絶対古泉くんよろこぶから!!もらって!」
封筒を差し出す。
「はぁ…」
古泉くんはちょっと困り顔だけどもらってくれた。
よし、これで大丈夫!中身を見たらもらってくれる自信はあるもん。
カサ…
写真が出てくる。
古泉くんはそれを見てビックリした顔になった。
「こ、これは…」
「えへへー。キョンくんの小さい時の写真~。古泉くん、最初に来たときにアルバム見てよろこんでたでしょ?だからあげるっ!」
古泉くんの顔にすごく輝いてる笑顔が浮かぶ。
やったぁ。
「頂いてもいいんですか?」
「だから、そう言ってるの!」
「ありがとうございます」
やっぱり中身を見たらさっきまでえんりょしてたことなんて忘れちゃってるみたい。
へへ、古泉くんかわいいしかっこいい。とってもうれしそう。
写真を見ながらまた笑顔になってる。
自分がこの笑顔にさせられたんだって考えるとうれしい。
まぁ、キョンくんの写真のおかげっていうのがちょっと悲しいけど。
あ、そうだ。
「ねぇ、古泉くんの小さい頃の写真も見たいなっ。今度持ってきてほしいー」
あれ?古泉くんの笑顔に輝きがなくなっちゃったように見える。
なにかあたし、悪いこと言っちゃったのかなぁ?
「ええ、いつか」
古泉くんは、次に来たときとは言わないで、いつかって言った。
いつかっていつ?そう思ったけどなんとなく、それを言う気になれなかった。
古泉くんの笑顔が何かさみしそうだったのが理由かな。
「キョンくんにはその写真あげたことはヒミツだよー」
「はい、わかりました」
トントントン
ありゃ。キョンくんが階段を降りてくる音が聞こえる。
「古泉くん、それしまってー」
「はい、もう隠しましたよ」
あーあ。もっとのんびり着替えてきてもいいのにな。
「そうだ。古泉くん」
「はい?」
「写真、キョンくんのとこだけ切り取るとかはナシだからね!!ちゃんとあたしの部分も大事にしてね!!」
キョトンとする古泉くんは初めてかな。へへ、なんとなくうれしい。
「はい。お二方とも僕の大事な人ですから」
「ホント?」
「はい。もちろんです」
2人で少し笑いあう。
古泉くんの大事な人なのか、あたし。うれしいな。
ガチャ
キョンくんが入ってくる。
「ん?何かあったのか?」
「べーつーにー?ね、古泉くん」
「はい。特に何も」
キョンくんはなんだかイヤな顔をしている。
あたしたちが何を話していたのか気になるのかな?
でも、ダーメ!教えてあげないもん。
「やれやれ。お前らも仲良くなったもんだね」
「へへー。あたしと古泉くんはなかよしー。やったー」
「ふふ、仲良くなれて僕も嬉しいですよ」
「そうかい。そりゃよかったな」
あれぇ?キョンくんは仲間はずれっぽくなっちゃってることに不満なのかな?
でーも、絶対キョンくんにはヒミツなんだもん。
怒られるのやだし。
ははー。古泉くんと2人だけのヒミツ作っちゃったー
キョンくんと古泉くんの間にはいくつ2人だけのヒミツがあるのかわかんないけど。
あたしも1つくらいあったっていいでしょ?
それも、キョンくんについてのことなんだし。
古泉くんはキョンくんを見つめっぱなしなんだし。
ちょっと困ってる感じだけどにやけてるのがわかる。
この状況って、キョンくんがやきもちやいて不機嫌になってるだけなんだもんなぁ。
古泉くん。かっこいい顔がふにゃーってしちゃってるよ。
男前だいなしー。

えーっと。こういうのをバカップルって言うんだよね☆
とりあえず、古泉くんのはしの持ち方直っておめでとー。
なんか、2人を見てるのバカらしくなってきたからおかあさんのとこに行って手伝ってこようっと。

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