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涼宮ハルヒシリーズの2次制作サイト。鈍感なキョンを愛でています。 BL要素満載なので間違って入ってきた人は回れ右です。古キョンだらけですが、国木田×谷口も少々あります。 当サイトはリンクフリーです。相互も大歓迎です。 リクエストなども受け付けておりますので拍手かメールフォームよりお気軽にどうぞ。
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あまりに長くなりそうなのでとりあえず切りのいいところまでで1度あげときます。
起承転結の起です。
只今の状況は16kbでまだ夕食にすら辿りつけません。
今回のはそのうちの1/ 3です。

これは「箸使いを正したら」の続きになってます。
というか、あまりに長いこと放っておいたので全部のリンクを貼っておきます。
「食生活を正せ!」     「箸使いを正せ!」    「箸使いを正したら」

以下、ss本文は「続きを読む」から。

自転車を押しながらいつもの帰り道。
古泉がその隣を歩いているのもすっかり日常となった。
最近は古泉の顔色が良いと思うのは、そうなって欲しいと思っている俺だけなのだろうか
おふくろの夕食で栄養をきちんと摂っているから実際に良くなっているのかもしれないが。
しかし、それを他の誰に確認すれば良いというのだろうか
俺が古泉の顔色まで見ているなんて誰にも知られたくない
長門に聞いたら古泉の体調まで知ろうと思えば出来なくもないような気がするし、誰にもばらさないだろうし、俺をからかいもしないだろう。しかし、なんだか気が引ける。
…まぁ、どうでもいいことだな。

「雲行きが怪しいですね」
古泉が上を見ながら言っている
空を見上げると確かに灰色の雲が見える
「ああ。空が暗くなってきたな。家に着くまで降らなければいいんだ…が?」
なんだか冷たいものが当たった気がする
「おや、降ってきてしまったようですね」
あーあ。でも、まだ小雨だ。
「本格的に降らないうちに早く帰ろうぜ」
「そうですね」
少し速歩きで家に向かうとする

ザーーーーー

5分くらい歩いていたら本格的に降ってきた。
これは…なかなか……ひどいな
傘持ってねーよ。当たれよ、天気予報め。
「どこかで雨宿りするか?」
「いえ。この辺りに適している店はありませんし、あなたは自転車だ。あなたは先に家にお帰りください」
「はぁ?んなこと出来るわけないだろ。2人で急いで帰るぞ。しょうがないから後ろに乗れ」
傘持ってないこいつを置いて1人で自転車で先に帰るってどこの鬼畜人間なんだ、俺は。
そんな人道に反するようなこと出来るかよ。
「いえ。雨の日の2人乗りなんて危険なことさせられません」
「大丈夫だって」
「いえ。あなたに怪我はさせられません。風邪もひかせるわけにはいきません。早く行ってください」
…付き合っているうちに気付いたのだが、こいつは結構頑固だ。
ハルヒや妹にも匹敵するくらい。
特に俺が傷つくようなことに関しては異常なほど敏感だ。
たぶん俺が何を言っても、もう「早くしてください」くらいしか言わないのだろう。
やれやれだね。
風邪はともかく、男なんだし擦り傷くらい大したことないし、そもそも2人乗りくらい大丈夫だと思うぞ。
「早く行ってください。十分気をつけて」
ったく。お前だって風邪の心配あるだろうが。
「僕は鍛えているので大丈夫です」
なんだ、それは。俺が鍛えてないと言うのか。実際鍛えてないが。
「お願いします。先に帰っていてもらえませんか」
あー、もう。なんだ、その真剣な目は。まったく、面倒くさい。
「わかったよ。お前は雨が止むまで雨宿りでもしてろ」
「はい」
「じゃあ、後でな」
「はい」
はぁ。
ブレーキがちゃんと利くくらいのスピードで漕ぐ
もしこけたら今度から自転車さえ乗れなくなるような事態に陥るかもしれん。

「ただいま」
「おかえり。雨降ってたでしょう?あら、やっぱり濡れちゃってるわね。タオル持って来るわ」
濡れたままで家に入るのはお袋に良い顔をされなさそうなのでそのまま玄関で待つことにする。
「キョンくん、おかえりなさーい。あれー?古泉くんはー?」
なんだ、お前は。そんなに古泉に会いたいのか
「だってー、今日も来るって言ってたよー?」
「ああ、そういえば言ってたか。安心しろ。ちゃんと後から来るよ。あいつは歩きなんだ」
「古泉君は傘持ってたのね?はい、タオル」
「いや。持ってない。ありがとう」
「え?傘も持ってない古泉君を置いて帰ってきちゃったの?」
「キョンくんひどーい」
そうだな、その批判は受け入れよう。俺自身が一番ひどいと思ってるさ。
「しょうがないだろ。古泉が俺に早く帰れ帰れって言うんだから」
「そうだとしても普通は置いて帰ってこないでしょう?」
おふくろはあいつの頑固さを知らないからそんなこと言えるんだよ。
ま、あいつの頑固さを知ってる人間なんて少数なんだろうからしょうがないのだが。
「はいはい。俺が悪かったよ。それより、古泉が濡れて帰ってくるだろうから風呂沸かしておいてくれないか?」
「はいはーい。古泉君が風邪ひいちゃったらいけないものね♪」
パタパタと音を立てて風呂まで走っていった。おふくろは本当に古泉贔屓だな
「へへー」
なんだ、気持ち悪い笑い方して。どうした。
「古泉くんはうちに『帰ってくる』んだねー☆」
は?なんだそれは
「だって、さっきキョンくんそう言ったもーん。古泉くん家族みたいだね」
さっき、さっき…ああ。言ったな、そうか。古泉がここに帰ってくるって。
無意識とは恐ろしいもんだね
「古泉くんが本当の家族だったらあたしうれしいんだけどなー」
「……そうだな」
頭をタオルで拭きながら答える
肯定したものの、なんとなく複雑な気持ちだ
適当に拭いて水滴が落ちないくらいにして家に上がる
窓の外を覗くとまだ雨は降り続いている
古泉が来るまでにはまだ時間があるだろうから俺が先に風呂に入っておくかな
まぁ、とりあえず部屋で着替えておくか
「古泉くんまだかなー?」
どれだけ楽しみにしてるんだ、こいつは
「雨が止んだら来るよ。まだ来ないだろうからおとなしく待ってろ」
「はーい」
本当にこいつがおとなしく待っていられるのかは甚だ疑問だが、とりあえずは風呂の準備でもしておこう

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