[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
しかし、短い(笑)
それでもバレンタイン書けて良かったな。
春休み?何それ美味しいの?状態で死にそうです。
とりあえずあと1時間でガンダムだぁv
以下、ss本文は「続きを読む」から。
国木田はチョコをけっこうもらう。
しかし、当人は何でもない風だ。
俺がもらえないのにあいつがこんなにもらってるのかわけがわからん。
なんでだよ。
あいつのどこが可愛いってんだよ。
あいつはただの鬼畜だ。外道だ。変態だ。馬鹿野郎だ。
あの虫も殺さないような外面にだまされんな。
っていうか、俺以外の奴からのチョコもらってるんじゃねーよ!!
俺がどんな恥ずかしい思いで買いに行ったと思ってるんだよ。
あの女だらけの場所に行くの大変だったんだぞ。恥ずかしすぎるっつーの。
わかってんのか?
おまえが
「そろそろバレンタインだねぇ」
「僕、結構甘いもの好きなんだよねぇ」だとかわざわざ言ってたからだろうが。
俺だって本当は可愛い女の子に照れながら渡してほしいんてんだよ。
それをなんだ。この仕打ちは。なめてんだろ。この野郎。
って、考えれてみればなんで俺が渡さないといけないんだ?
俺が渡す義理なんて…無い。よな?
だって俺は男なわけで、今日は女が好きな男にチョコを渡す日なわけで、つまり男が恋人なんかにチョコをもらう日なわけで。でも俺の恋人は国木田なわけで、国木田は男なわけで、国木田は恋人からチョコをもらう立場なわけで…
あー!もうめんどくせー
こんなもん捨ててやる!!
…いや、だが待てよ。もったいないじゃないか。俺のなけなしの小遣いで買ったものを捨てるなんて…
よし。自分で食おう。そうしよう
そうと決まったら今日は学校が終わったらとっとと帰ることにしよう
うん。それで決定だな。
「谷口、僕に何も言わないで帰ろうとするなんてひどいんじゃないかい?」
自分のクラスの下駄箱の前には悪魔がいた
なんでいるんだよ
「今日は何の日かわかってるんだよね?」
「…わかってるよ。おまえがチョコをたくさんもらえる日だろ」
少し皮肉っぽく言ったつもりなのに国木田が嬉しそうに笑った
なんだよ。やっぱりめちゃくちゃ多くもらって嬉しかったのかよ
「あ、国木田君いたっ!」
どこからともなくラッピングがほどこされた物を持った女子登場。
その女子は俺をどいてほしそうに見ていた
あー、わかったよ
俺が邪魔なんだろ
お望みどおり消えてやるよ。帰ってやるよ
「国木田、どけ。靴が取れん」
と言おうとしたが国木田がその女子に言った言葉によって憚られた
「ごめんね。プレゼントならいらないんだ。どうやら受け取るとやきもち焼いちゃう人が居るみたいだからね」
「え、でも…他の人は貰ってくれたって噂で」
「うん。別に、好意には応えられないけど貰うだけならって思ってたんだけど、どうやらそれも嫌みたいだからさ。ごめんね」
「そうですか。お好きなんですね、その方が…」
「うん。自分でも驚いちゃうくらいにね」
「わかりました。失礼します」
その女子は走って立ち去っていった
「満足かい?」
「なっ、なんのことだよ!?」
「しょうがない人だね。この僕がここまでやってあげてるのに。っと。…谷口は嘘を吐けないんだよね」
「はぁ?」
「そんなにやけた顔してるってことは、そういうことだろう?」
「何馬鹿なこと…」
「はいはい。さて、じゃあ、僕の家に行こうか。…男同士だからね。僕からはチョコよりももっといいものあげるよ」
その『いいもの』というのが本当に俺にとっていいものなのかは謎だ
謎だが俺はとりあえずカバンの中にあるものを渡すために国木田の家に行くことにした
よろしければ…web拍手 ランキング