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涼宮ハルヒシリーズの2次制作サイト。鈍感なキョンを愛でています。 BL要素満載なので間違って入ってきた人は回れ右です。古キョンだらけですが、国木田×谷口も少々あります。 当サイトはリンクフリーです。相互も大歓迎です。 リクエストなども受け付けておりますので拍手かメールフォームよりお気軽にどうぞ。
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久しぶりすぎてすいません。
レポートとかテストとかプレゼンとか実習とか…
とりあえず忙しかったのですが夏休みに入ったのでまた書いていきたいと思いますv


これは続き物になります
最後の数行さえ読まなければこれで完結に見えるのでアニメしか見てない方は1話ものだったと考えていただいた方が良いかと思います
続きから原作のネタバレばっかりになると思うので…
しかし、まだ最後までの構成をきっちり考えていなかったりして…

以下、ss本文は「続きを読む」から。

隣で眠る愛しい人の顔を見る
彼は穏やかな寝顔をしている

先程までの痴態は夢だったかのように安らかな寝息

髪を撫でる
手で触れて彼の実体がここにちゃんとあるのだと思う

まだこの人が手に入ったということが嘘のように思えるのだ
僕の部屋で無防備に寝ているなんて夢のようで
信じられなくて

彼がここにいるなんて
彼の心が手に入っているなんて
彼が体を許してくれているなんて

なんて…なんて幸せなのだろう
幸せすぎて泣けてくる
幸せなはずなのにそれが怖くて涙が出てくる
それは枯れる事が無く溢れてきて声さえ洩れてくる
泣きたくなんて無いのに
隣で寝ている彼に気付かれたくない
彼の安眠を妨げるなんてことはしたくない
それなのに彼の顔に涙が落ちてしまう
彼の頬の水を拭う
目に溜まった水のせいで少し彼の顔が見難い
まったく…邪魔な液体だ
彼の頬の感触を楽しんでから手を離そうとすると腕を掴まれた
驚いて彼を見直すとそこにははっきりと目を開けた彼がいた

「なんで泣いてるんだ?」
それははっきりとした声で少なくとも起きたばかりではないことを表していた
泣いていないなどと言ってもバレバレだろう
思わず苦笑する
そして彼には聞かせられないからなんでもないフリをする
「これはこれは…起こしてしまいましたか?すいません。大したことではないんですよ?」
こんな関係になっても仮面を付けてしまう
「お前は大したことじゃないことで夜に泣くのか?声を洩らして?高校生にもなったのに?」
その声には怒気がこもっていた
思わず身を硬くする
「あの…ですね」
取り繕う言葉を捜す
しかし、彼の次の言葉でその脳内検索は破綻する
「お…れは、お前が泣いている理由も教えてもらえないのか…?」
聞いたことも無い彼の弱弱しい声
それは悲しそうでこの場だけの言い訳を考えていた自分を殴りたくなるほどだ

「僕は…怖いんです」

「何が?」
彼は先を促してくる
全てを曝け出していいだろうか
自分の馬鹿らしい不安を

「僕は今、幸せなんです」
不思議な顔をしていても僕の話を止めようとはしない
「あなたが振り向いてくれてこんな…関係になれて幸せすぎるほど幸せなんです」
ですが…
「僕は生きていた中で今が一番幸せなんです。超能力を身に付けてからは幸せを実感するなんてことはほとんどなくてですね…幸せに慣れていないんです」
僕の表情はどんなものになっているのだろう
まだ笑顔は保てているだろうか
「慣れていなくて…この幸せは壊れるんだと確信していて。怖いんですよ」
「なんで壊れるって決め付けてんだよ!!?」
ここまで静かに僕の話を聞いていた彼が怒鳴った
「なんで…ずっと幸せが続くって安心してろよ」
彼にはわからないのだろう
これを言うと彼さえも不安にさせてしまうのかもしれない
しかし、上辺の言葉だけで取り繕うなんてことはもうしたくない
「夢を見るんです」
「…お前、予知夢でも見るのか?」
「いいえ。そうではありません。僕の不安が現われるんです
 その夢には僕は出てきません。あなたの隣には涼宮さんがいるんです。
涼宮さんは楽しそうな本当に楽しそうな、僕らが見守っていた中学時代では見れるとも思っていなかった良い笑顔でいるんです。
あなたの隣で笑っているんです。幸せそうに。
あなたはしょうがないな、と言いそうな…でも、優しい笑顔で彼女を見つめているんです。
2人は歩いていきます。後姿だけを僕は見ています。
あなた方は僕のことなど話題にもしません。
次の場面では
あなたが『古泉?誰だそれは』
涼宮さんも『古泉?だれそれ?なにか変わった奴なの?』
朝比奈さんも『知りません。誰でしょうか?』
長門さんは『古泉一樹は存在を消された有機生命体』
そんなことを誰かの質問に答えているんです」
彼は不機嫌になっている
ああ、困りましたね
あなたを不機嫌にさせたいわけではないのですが
「なんでそんな風に不安に思ってるんだよ」
「そうですね。僕がこの世界で要らない人だと神様に認定されてしまう可能性が高いと考えているからでしょうか」
「…ハルヒが?」
僕にとって…機関にとっての『神様』は涼宮ハルヒ
彼にはそう説明してある
それだけで十分だ
涼宮さんはきっと彼を手に入れられなかったら世界を改変するだろう
それほどまでに彼は重要な鍵だ
そしてその原因を…つまり僕を消すだろう
誰にも分からないように世界を改変するだろう
僕を消失させて、それが当然だとする世界を手に入れるだろう
「きっとあなたは僕を忘れる…」
それが一番怖い
死人でも生きている人が覚えていてくれればその人はまだ生きている…
そんなことを書いた本があった
僕は肉体が消えても彼に覚えていて欲しいのだ
あなたの記憶から消えるのが嫌だ
死ぬ事よりもそれが怖い

「俺はお前を忘れない」

彼が凛とした声で言う
僕はハッとして彼の顔を見つめる
彼の顔は真剣だ
決意に満ちた顔をしている
どこからそんな自信が沸いてくるのだろう

「俺はお前を忘れたくないからな。だから忘れない」
そんな理由とも言えないことで確固たる自信を持てるなんて

「お前、簡単に自分が消えるとか言うな。大体、ハルヒはSOS団のメンバーを消そうとする奴なんかじゃない。
それにお前を消すなんてことは俺が許さないし、そんなことは誰にもさせない。もしも消えちまっても必ず連れ戻す。お前は俺の隣でにやけてろ。俺はお前がいるこの世界が好きなんだよ。だから今の記憶を改竄なんてされたくない。もしお前が消えそうになったらなんとかしてやるよ。その場になってみないとわからんだろうが俺がやれる限りのことをやってやるよ」

僕はどんな顔をしているのだろうか
彼の眉間に皺がよっている

「なんだ、その顔は。なんの力もない普通の奴にそんなこと言われてもしょうがない、とか考えてんのか?」

ああ、彼は最初に僕が言った「あなたは特別何の力も持たない普通の人間」という説明に少し不満を持っているのだろうか?

「まさか。あなたは僕とは比べ物にならないほどに特別な人間です」

この世界であなただけが持っている力
涼宮さんを笑顔にさせる力
宇宙人・未来人・超能力者を受け入れられる力
普通の人間が聞いてあきれるような経験をたくさんしておいて自分を普通だと言ってしまうのもあなたくらいでしょうね

ああ、それと僕をここまで夢中にさせてくれるのもあなただけが持っている力でしょうね

「じゃぁ、その特別な奴が言ってやってるんだ。信用しろ。俺はお前を忘れない。……手放さない」

彼がここまで直球に僕のことを想っているとわかるようなことを言ってくれるなんて何があったのだろう?
彼はそんなに涙に弱いのだろうか?

「はい。わかりました。あなたを信じます。僕は消えません」

2人の間を少々の沈黙が支配する

「しかし…あなたがそんなことを言ってくださるなんて思ってもみませんでした。嬉しいです…」

「ああ、そうだ。
言っとくが、お前がいる世界がつまらんと思うようになったらどうなるかは知らんからな。
お前を忘れちまうかもしれんし、いなくなっても都合がいいと思って放っておくかもしれん」

「え?」

「だから、そうならないように頑張れよ」

彼は意地悪そうに微笑んでいた

それは俺を繋ぎ止めておけよ、ということでしょうか?
まったく、素直じゃない方だ
でも、僕が不安になっていたら安心させてくれる
欲しい言葉以上のことを言ってくれる
優しい人

愛しい人

僕もあなたを手放すつもりは全くありません
だから、僕がいる方がいいとずっと思っていてもらえるように頑張りますね

 

自分の不安に任せてそれを彼に吐露して勝手に安心して…僕は彼の表情を読めていなかった
何もわかっていなかった
それを知ったのはもう少し後のことだ

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