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涼宮ハルヒシリーズの2次制作サイト。鈍感なキョンを愛でています。 BL要素満載なので間違って入ってきた人は回れ右です。古キョンだらけですが、国木田×谷口も少々あります。 当サイトはリンクフリーです。相互も大歓迎です。 リクエストなども受け付けておりますので拍手かメールフォームよりお気軽にどうぞ。
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今日は七夕~♪

っていうか、2期きた~~!!!
夜の9時家にいない…ショック。
5日の夜からテンション上がりまくりですよ。
本気で涙目になってた自分がいる…やばいな。
でも、朝日とかないよww

ssは七夕にちなんだものを…
ハルキョン風味でw


以下、ss本文は「続きを読む」から。

教室に入るとハルヒが目に入る。
頬杖をついて窓の外を見ている
なんだかメランコリックな雰囲気だ
ああ、そうか。今日は…
「よう。ハルヒ」
「キョン…今日が何の日かわかる?」
去年より少しはメランコリックな雰囲気は減っただろうか?
さて、今日が何の日か?か。
ハルヒが何と答えて欲しいのかくらいはわかる
まさか、俺が初めて時間遡行を経験した日だ。なんて言えないしな。
さて、おとなしくハルヒが望んでる答えを言うか…?
しかし、それもなんだか癪だ。
ああそういえば、7月7日といえばあの日だな。
「今日はポニーテールの日だな」
ハルヒは思ってもみなかったことを言われたようで目を丸くしていた
「はぁ?何言ってんの、あんた」
何言ってるのって、事実だ。
7月7日はまごうことなきポニーテールの日なのだよ。知らなかったのなら1つ利口になったな。
ハルヒは俺を睨みつける。
ん?おふざけが過ぎたか?
「ポニーテールの日…ねぇ」
ハルヒは俺を睨みつけるのを止めて顔を背け再び外を見ることにしたようだ。
そのまま沈黙が流れる。
ポニーテールの日について何をそんなに考えることがあるんだ?
1分程そのまま経過。
「あんた、本当はあたしがした質問の答えわかってるんでしょ?」
と言いながらまた顔を俺のほうに向けてくる
さて、なんのことかね
「ああ、そう。じゃあ、そのバカな頭に叩き込んでやるわ。今日は7月7日!七夕に決まってるでしょ!!」
やっぱりか。
「今年も短冊書くんだから放課後までに何書くか考えておきなさいよ!」
へいへい。
「去年みたいにつまんない俗物的な願い事は却下よ!!」

さて、放課後だ。
掃除を終えて文芸部室まで重いような軽いようないつも通りのような足取りで向かう。
朝比奈さんの着替えを覗かないようにノックをする。
中から「は~い」とマイエンジェル朝比奈さんの声がする
安心して入ると朝比奈さんはいつものメイド姿だった。
ただし、いつもと違うところが1つ。
朝比奈さんはポニーテールを結っていた。ああ、眩しい。いつも以上に癒されますよ。
「似合いますね。ポニーテール」
きっと俺は自然に溢れる笑顔を隠せていないだろう。
「えへへ、ありがとうございます。これは…」
「ごっめーん!!遅れたわ!」
はい、ハルヒ登場。
待ってないからそんな風に謝らなくてもいいんだがな。
思った通り満面の笑顔のハルヒの手には笹の葉が茂った竹が握られてある。
朝よりもハイテンションで上機嫌だな。
と思っていたらハルヒは朝比奈さんの方を見て動きを止め、笑顔じゃなくなっている。
どうした?すぐにでも七夕の短冊書きが始まるのかと思っていたんだが。
「みくるちゃん、今日は髪形違うのね」
「えっ?あ、はい。今日はポニーテールの日だそうですね。鶴屋さんがそう言って結ってくれたんです」
「そう…」
「さっき、キョンくんに言おうと思っていたのはこのことなんですよ」
と、最後のセリフは俺に向けておっしゃった。
「そうなんですか。さっきも言いましたが、よくお似合いですよ」
何回言っても伝えきれないだろうからまた言っておく。
「ふふ、キョンくん。ありがとうございます」
朝比奈さんの照れたような笑顔も素敵だなぁ、と朝比奈さんを眺める。
「涼宮さん、今日は七夕ですね。去年のように短冊を書くのでしょうか?」
古泉、いたのか。なんだか焦ってハルヒに話しかけたようだが、どうした。
「え?あ、そう。短冊をね…みんなで書こうと思ってるんだけど。でも…そうだわ!!その前にみんなでポニーテールになりましょう!!」
何言ってんだ、こいつは。
「今日はポニーテールの日なんでしょう?あんただってそう言ってたじゃない。あんたにとって今日は七夕よりもポニーテールの日なんでしょう?それにちなんでみくるちゃんもポニーテールになってるんだし。みんなもそうするべきよ!」
ああそうかい。勝手になればいい。
「何言ってんの?あんたもなるのよ」
なんですと!!?無理に決まってるだろ!
「やってみなくちゃわかんないじゃない」
わかるってーの!どう考えても長さがたりんだろ。
「うるさいわね。やるって言ったらやるの!あたしはみんなって言ったでしょ!団員全員よ!」
んな無茶苦茶な。
ほら、古泉だって固まってるぞ。
「あ、は、はい。そうですか。ポニーテールですかぁ」
ほら、嫌そうな声してんぞ。
「イヤよ。するって言ったらするの!」
意見を変える気はさらさら無いようだ。あーあ。こうなったら止められん。
「じゃ、まずは有希ね!!」
ハルヒはカバンからポーチを取り出す。そして中から櫛と髪ゴムを取り出す。へぇ、常備してんのか。
しかし、長門もポニーテールは俺ほどじゃないにしても無茶なんじゃないか?
と思っていたらハルヒがピンも取り出して器用に長門の頭を整えていく。
「一丁あがりっ!!」
と、ポニーテールの長門が出来ていた。
長門は本から顔を上げて俺を見てきた。
ん?何か言いたいことがあるのだろうか?長門の目から読み取ろうと思うが上手くいかない。
何を言えばいいのかわからんのだが、長門はこっちを見たままだ。困ったね。ああ、それはともかくとりあえず言うことがあるな。
「長門、それよく似合ってるぞ」
「そう」
そう言って長門はまた本に顔を落としてしまった。何を伝えたかったのだろうか?
「じゃぁ、次は古泉くんね!」
「はぁ…」
古泉は嫌そうな顔をしていたがハルヒの機嫌を損ねるわけにはいかないのだろう。
成すがままにされている
「古泉くんの髪って猫っ毛なのね。寝癖が付きそうだわ」
「ええ。朝は結構大変なんですよ」
そんな会話をしながらハルヒは楽しそうに古泉の頭を構っている。
それを何も言わずに眺めていると古泉と目が合った。
古泉はいきなり顔を蒼くして
「す、涼宮さん。やはり僕の髪でポニーテールは無理なんじゃないでしょうか。彼からしてはどうでしょう?」
なんてことを言い出した。
自分がポニーテールになりたくないからって俺に押し付けるなんてヒドイ奴だな。
「え?古泉くんよりもキョンの方が短いじゃない」
ハルヒが珍しくまともなことを言った。
「いえ。ですが、あの…。あ、そうです。彼の方が短くて難しいので時間がかかるんじゃないですか?ですから、彼の方からやった方が良いかと…」
よくわからん言い訳だな。
ほれ、ハルヒも首を傾げているじゃないか。
「ん~。よくわかんないけどキョンからやればいいのね?でも!古泉くんもならなきゃダメよ!」
「ええ。僕は長門さんにやってもらうことにします」
長門を見ると本から顔を上げたところだった。
「長門、古泉はそう言ってるがお前はいいのか?」
長門的肯定を確認する。まぁ、長門が構わんのならいいか。
「そ。ならキョン!!さぁ、やるわよ!」
へいへい。もう無駄な抵抗しねーよ
「あんたもみあげは長いのに…んっとに、もうっ!短い!!まとまんない!」
とハルヒは俺の頭をいじりながら文句を言っている。
だから無理だって始めから言ってんだろ。
そのまま諦めるのかと思いきやワックスとピンを取り出してきた。
それでも無理だと思うがな。
「いてっ!」
ピンを俺の頭に刺すな!いてーだろ!!
「もう、これしかないわね」
ハルヒはポニーテールを諦めたようだ。
髪が2方向に分けられているのがわかる。
「ハルヒ、これはツインテールって言うんじゃないのか」
「うるさいわね!2つに分けた方が簡単なのよ!ポニーテールが2つでツインテール!」
まぁ、まったくツインテールにもなってないがな。
後ろでちょんまげ2つってところだろ。
やれやれ。古泉を見ると前髪をむりやりひっつめた髪形をしている。邪魔な前髪が無くなってよかったな、古泉。
長門はポニーテールの概念を理解しているのだろうか。
まぁ、いいか。面白いものを見せてもらった。
最後にハルヒは自分の髪を結った。
器用に素早く髪が整えられていく。へぇ、上手いもんだな。
それはともかく、ジト目でこっちを見るな。
「キョン、何か言うことは?」
あん?あー、あれだな。お前、結うの上手いな。
「「はぁ」」
2つ重なった溜息が聞こえた。
古泉と朝比奈さんのようだ。長門もこっちを見ている。なんだよ。
「なんでもありません」「なんでもないです…」
2人とも落ち込んだ様子だ。古泉はどうでもいいが朝比奈さんにそんな憂いのある顔をさせているのは俺なのか?
参ったね。
ハルヒはまだ俺を見ている。
なんだ?お前も何か不満なのか?
この俺の頭に付いてる2つのツンツンしたものが不満なのだとしたらそれはお前のせいだからな。
「んー。まぁ、いいわ。もう」
あん?なんか怒ってるのか?

「よし!じゃぁ、短冊書くわよ!!」
ハルヒがいきなり態度を変えて2枚の短冊を寄越してくる。
さて、考えとけと言われたが1個しか思い浮かばなかったんだよな。
とりあえずそれを書いとくか。
「16年後と25年後よ!ちゃんと考えなさい!!」
へいへい。わかってるよ。
5分後。
他の全員は書き終わったようだ。
「キョン!早くしなさい!朝に考えとけって言っといたでしょう?まったく…」
あ~、1枚でいいか?
「しょうがないわね。まったく。見せてみなさい!」
おっと。取られちまった。まぁ、いいか。怒るかもしれんが。
「キョン。これは16年後?25年後?」
お、怒らないのか?てっきり怒鳴られると思ってたんだが。
「どっちもだな。出来れば16年後の方が好ましい」
「そう…」
「去年、金についてはお願いしちまったからな。あの願いが叶ってるならそんな未来の願いなんてそれくらいなもんだ」
「そう…」
ハルヒが思ってたのと違う反応をするから少し拍子抜けだな。
「あたし、トイレに行ってくるわ」
え?あ、ああ。
なんだ?本当にあいつおかしくなったんじゃないか?
「あなたの短冊、見せてもらえますか?」
ハルヒが置いていった俺の短冊に古泉が興味を引かれたようだ。
やっぱりハルヒの精神に異変が起こったのかね?その短冊でか?
「なるほど、なるほど」
あん?何がなるほどなんだよ。
「あなたのお願いを見て涼宮さんの態度が変わった訳がわかったんですよ」
ほう。なんだ?やっぱり心の奥では怒ってたのか?あいつ。
「まさか。喜んでいた…もしくは照れていたというのが正しいでしょうね」
その願いでか?
「ええ。もちろん」
変な奴だな。
「そんなことないですよ。この願い事はどんなに月日が経ってもあなたが涼宮さんの傍にいるというのが前提なんですからね」
まるで変わったプロポーズのようでもありますね、クスクス笑いながら古泉はそんなことを言い出した。
バカじゃないのか、お前。そんなわけねーだろ。
「ええ。無意識なんですよね、あなたは。わかっていますよ」
うっせーな。
「はは。あなた、さっき涼宮さんが僕の髪を結おうとしている時の自分の表情をわかっていないでしょう?」
あん?なんのことだ?
「まるで般若のようでしたよ」
はぁ?何言ってんだ、お前。
「般若というのは嫉妬した女の人の顔をモデルにしたと言われていますよね」
殴るぞ。
「ああ、失礼しました」

バタン!!
「キョン!!あのお願いはなんなのよ!!?」
ハルヒがいきなり怒鳴り込んできた。
なんだよ、さっきはどうでも良さそうだったくせしやがって。
「いつも通りですね」
と古泉の独り言が聞こえる。
ああ、いつも通りだな。お前が茶を飲んでいるのもな。違うのはお前の前髪くらいだ。
ハルヒの笑いをこらえつつ怒っているような顔を見て、怒鳴り声を聞きながら、こんないつも通りでいいのかとは思うがな。
ハルヒよ、首が絞まりつつある。勘弁してくれ。
「あー、ハルヒ。もう1つの願い事思いついた。書くから手を離せ」
部室内にある3本のしっぽを見て何にするか決めた。
それを書き出す。
ハルヒは肩越しに俺の短冊を覗く。
「あんた、本当にバカでしょ」
ハルヒは今度は笑いをこらえつつ呆れたような顔をしている。
失礼な奴だな。人が真剣に考えたものを。
「はいはい。じゃあ、これでいいのね」
ハルヒにあしらわれるとは!立場がいつもと逆だな。
古泉、微笑ましそうにこっち見るのやめろ。朝比奈さんもやめてください。
しかし朝比奈さんの穏やかな顔を見て今年は時間遡行しなくていいんだろうな、と考える。
まぁ、日常が一番なんじゃないかね。
ハルヒがみんなの短冊を飾りだした。
俺は自分の短冊を眺める。深い意味はない願いだ。

 

ハルヒの暴走が少しは収まっていますように

ポニーテールが滅びませんように

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1986/12/06
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社会人2年生になりました。
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