涼宮ハルヒシリーズの2次制作サイト。鈍感なキョンを愛でています。
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普通に七夕ssがハルキョンになってしまったので古キョン救済処置。
最後だけなので短いです。
以下、ss本文は「続きを読む」から。
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『ハルヒの暴走が少しは収まっていますように』
彼が書いた短冊を見て、安心と悲しさが押し寄せる。
彼にも言ったとおり、これはまるでプロポーズのようだ。
16年後も25年後もずっと傍に居るからこそ暴走が収まって欲しいのだろう。
それに、『少しは』というところにまた彼の本心が見え隠れする。
涼宮さんに振り回されることはそんなに嫌ではなくなっているという事だ。
彼の短冊を見て照れた涼宮さん。それは世界の崩壊とは逆のベクトルの気持ちだ。
安心して終わりのはずなのに悲しい。
彼は無意識にそんな願い事をするのが切ない。
帰り道、彼の隣を歩いているが彼をあまり見なかった。
なんとなく顔を見るのがつらかった。
「古泉、ハルヒのメランコリックでも移ったのか?」
彼に言われて自分がヒドイ顔をしていたのだと気付く。
「俺の願いが叶えばお前の超能力者としての働きもなくなるな。お前も怪我とか嫌だろ」
まぁ、16年後の話だがな。
と言いつつ彼は苦笑する。
ああ、彼の16年後のビジョンには自分も存在しているのか。
それだけで嬉しい。
彼はまた無意識に僕を喜ばせる。涼宮さんと同じ理由で僕も少し照れる。
「16年後ですか。髪を伸ばすには十分な時間ですね」
「あ?」
「ポニーテールするのに十分な髪の長さになりますよ。他の人がポニーテールをしない時代になっても僕はあなたのためにして差し上げますよ」
「バカだろ、お前…」
そうおっしゃると思ってました。
ちなみに僕の願いは去年と変わらずに『世界平和』です。
あなたがいるこの世界を守りたいですからね。
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