忍者ブログ
ADMINWRITE
涼宮ハルヒシリーズの2次制作サイト。鈍感なキョンを愛でています。 BL要素満載なので間違って入ってきた人は回れ右です。古キョンだらけですが、国木田×谷口も少々あります。 当サイトはリンクフリーです。相互も大歓迎です。 リクエストなども受け付けておりますので拍手かメールフォームよりお気軽にどうぞ。
[101]  [100]  [99]  [98]  [97]  [96]  [95]  [94]  [93]  [92]  [91
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

やっと完結です。
いやー。長かったなぁ。
こんなに長くなるとは思ってもみませんでした。
期間的にも話的にも。
12月に今週中には完成させたいって言ってるんですね。馬鹿かと。
しかも、これでちょっと古泉サイドを書きたかったりするんですよ。
どうしようもないですね。すいません

しかし、今回はキョンが古泉を好きすぎる(笑)
あと、キョンが自信持ちすぎてる

3はこちら


以下、ss本文は「続きを読む」から

「お邪魔しますね」
古泉が部屋に入ってくる
勝手に他人の部屋に入ってくるな
「古泉くーん。おいてっちゃダメー」
はい、妹登場
こいつは何の断りもなく部屋に入ってきやがった
まぁ、いつものことだな
「これはこれは…」
布団が並んだ俺の部屋を眺めて古泉はそんな声を漏らした
なんでこんな狭い部屋の中で3人で寝ないといけないのか、それは俺にもわからん
罰ゲームを受けるようなことはしていないはずだ
…たぶん
敷き詰められた布団を見て軽はずみな言動は慎むべきだと心に誓った
「あたしが真ん中ー。古泉くんが右ー。キョンくんが左ー!」
と言いながら妹は布団の真ん中に飛び込んだ
ベットじゃないんだからそんなに勢いつけると痛いだろうに…
「あはははー。2人とも早くー」
そんなことこいつには関係ないのか
へいへい
妹の言いなりに俺と古泉は布団に入る
「へへ。嬉しいな」
「喜んで頂けて何よりです」
こいつを喜ばせて何が嬉しいのかさっぱりわからん
「2人はいつから付き合ってるの?」
……はい?
いきなり何を言ってるんだ。この空気読めない小5の少女は
「馬鹿か」
呆れた声を出す
しょうも無い事言ってないで寝ろ
電気消すぞ
「えー。だってぇ、修学旅行とかじゃ恋バナをするものでしょ?」
よーし。修学旅行を1度も経験したことが無いお前に教えておいてやろう
「そんな習慣は無い。そもそも今は修学旅行中じゃない。おしまいだ」
「えー。つまんないー」
お前は…まさか一緒に寝たいって言ったのはこれを聞くためだったのか?
それなら馬鹿としか言えんぞ
「別に教えてくれたっていいでしょー?ねぇ、古泉くん」
と今度は古泉に矛先を向ける
それはいつもならいい判断だと言える
何故なら古泉は滅多なことでは妹に反発しないからだ
でも、今はその判断は間違っているぞ
古泉がなぜ妹にいつも反抗しないのか
それは妹に嫌われないようにするためだ
ではなぜ嫌われないようにする必要があるのか
まず、古泉が妹を好意的に思っていること
次にハルヒの描いている古泉像と相違ないものにする必要があるため
そして、一番の理由は俺だ
自意識過剰…ではないと思おう
俺の妹だからこその古泉の態度だ
だから俺が本気で嫌だと思っていることは古泉は妹に反抗しようともしないはずだ
そうだろ?古泉
妹の視線を一身に浴びている古泉を見る
もちろん、絶対に言うな。という思いを込めてだ
もう、言ったら別れてやる。絶対に許さない。という念を込めてやる
古泉は困り顔で俺の方を見やる
俺の顔を見て困り顔から何かを決心したような表情に変わる
「すいません。言ってはいけないようです」
よし。これで切り抜けられる…!
ほっとしたのも束の間妹は頬を膨らませて文句を言い出した
「キョンくんも古泉くんもケチー!!」
こら。枕を人の顔に押し付けるんじゃありません
こいつを宥めすかすにはどうすればいいのか考えあぐねる
はぁ、と溜息を吐き目の前に広がる白い物に目が留まる
そうだ、これから枕投げに発展させればこいつの気は紛れるんじゃないだろうか
ふむ。やってみる価値はありそうだ
「ケチなんて言うんじゃありません」
痛くない程度に、でもぶつかった衝撃で驚くくらいに妹に枕を投げつける
「きゃ!もー。キョンくんひどーい!」
投げ返してくる妹
よし、いいぞ
そのまま枕投げに夢中になってしまうがいい
古泉にも枕を投げつける
「うわ。何するんですか」
「投げ返して来いよ」
と挑発めいたことを言ってみる
「キョンくんのバカー!」
落ちていた枕を妹はまた俺に投げつけてくる
いつの間にか3人とも立って白熱している
何分か経つと
「こら。五月蝿いわよ。ご近所に迷惑でしょう」
とおふくろが部屋に言いにきた
「ほら。もう寝ちゃいなさい」
いや、だから早いって…
「ふぁぁ~」
しかし妹にとっては満更でもないようだ
「ほら。欠伸してるじゃない。一緒に寝るって決めたんだったらこの娘に合わせてあげてちょうだいね」
「ああ。わかったよ」
こいつが眠たいなら好都合とも言える
ふむ。軽い運動は眠気を催すのにも効果があったか
「そう。じゃあおやすみなさい」
「ああ。おやすみ」
「おやすみ~。ふぁぁ」
「本日はありがとうございました。おやすみなさい」
布団を直しながら欠伸をする妹を見ていたら俺にまで欠伸がうつったらしい
早いが電気を消すことになることだし寝ても構わんだろう
「よし。布団も元通りになったな。電気消すぞ」
「はーい☆」
「はい」
パチン
豆電球も点けていないので真っ暗だ
「へへ。なんか楽しいね」
まだそんなことを言うのか。こいつは
「早く寝ろ。この何分かでお前は欠伸何回したと思ってる」
「んー。覚えてない~」
だろうな。数えるもんじゃないからな
早く寝ちまえ
「3人で寝れて嬉しいなぁ」
はいはい。わかったよ
「へへー。2人も楽しい?」
「はいはい」
「楽しいですよ」
「そっかー。よかったぁ」
何秒かすると「すーすー」という寝息が聞こえてきた
それにしても本当に寝つきがいいな。のび太並だ
「妹さん、寝てしまわれたんですか?」
「ああ」
「そうですか…寝つきが宜しいんですね」
「ああ。異常なくらいな」
俺も人のことは言えないくらいの寝つきだがな
寝起きのよさは比べ物にならないが寝つきのよさはどっこいどっこいだろうと思う
「あなたも寝つきはいいですもんね。さすが兄妹、と言ったところでしょうか」
さぁな。兄妹だからって寝つきが一緒だとは限らないとは思うがそんなことは調べたわけじゃないから詳しいことなぞ知らん
とりあえずわかっているのは俺が今その寝つきの良さを発揮しようとしているってことだけだ
「今日は妹が迷惑かけたな」
「おや、どうしたんですか?いきなりそんなことをおっしゃるなんて」
「泊まる予定じゃなかったのに泊まることになるわドライヤーを掛けさせるわあまつさえ川の字で寝ようとか言い出す身内がいたんだ。謝っても不思議じゃなかろう」
「そうですか。ですが謝らないで下さい。僕は今日、とても楽しかったんですから」
「そうか」
「はい」
……嘘じゃないんだろう。きっと
こいつにとってはこんな騒がしいのは学校以外では味わえないんだろう
それに…俺だって今日が全く楽しくなかった、というわけじゃない

「キョンくん、おっきろー!!」
腹に衝撃が走る
だから、もっと優しく起こせと何度言ったらわかるんだ
頭の中には文句の言葉が溢れているが朝なので上手く口が回らん
ああ忌々しい
今部屋に居るのは俺と妹だけだ
「古泉はどうした?」
「古泉くんはリビングにいるよー」
早いな
あいつは起こされる前から起きてたって事か
ご苦労なことだ
下に降りていくと古泉は乾いた制服をきちんと着込んでリビングの椅子に座っていた
どっからどう見ても優等生だな
土曜日なのに俺まで制服を着なけりゃいけないような気になってくる
別に服くらい貸してやるのに
わざわざ制服で帰ることなかろう
と思うがまぁいい
今更そんなこと言ったところで着替える方が面倒くさいだろう
「ふぁ~あ。お前は無駄に爽やかだな」
「おはようございます」
無駄な笑顔をしている
朝っぱらからご苦労なことだ
「お前は妹の攻撃を浴びなかったのか?」
「古泉くんはあたしが起きる前に起きてたんだよー」
「へぇ。そうなのか」
「うん。起きたら隣に古泉くんがいなかったの。窓のところにいたの」
窓?
「制服着て窓の外見てたの」
なぜ折角の休日に早起きして窓の外を眺める必要があるんだ?
やっぱりよくわからん奴だな
「朝焼けを眺めていたんですよ」
朝焼けねぇ…
って!朝焼けだと!?
「お前、何時から起きてるんだよ?」
「えーと…ですね」
バツが悪そうに古泉は言いよどむ
なんだ、枕が変わると寝られないとかそう言う類の奴だったのか?
やっぱり無理におふくろ達が泊まらせちまったのか?
「早くから起きていましたが気になさらないで下さい。元々眠りは浅いんですよ」
そういえば古泉の家に泊まりに行っても俺は古泉の寝ているところをほとんど見たことが無い
古泉よりも早くに寝ちまうし起きると古泉は隣に居ずにもう行動していることがほとんどだ
たまに俺が夜中に起きると古泉まで「どうかしましたか」と言って起きる
今まで俺が気付かなかったのが馬鹿みたいにこいつは眠りが浅いのだということに気付く
そしてその原因についても考えは及んでいく
きっと…そう、きっとその原因はあれで間違いないだろう
もうこの話はここですることじゃない
「おふくろ、今日の朝食はなんだ?」
「今日は塩鮭と卵焼きとお味噌汁と…」
いつもよりも少しおかずの多い普通の朝食だ
出来上がる前に上で着替えてくることにしよう
「ちょっと着替えてくる」
「はい」
普段の笑顔に戻った古泉は返事をする
やっぱり話題変換はこいつにとって好ましかったようだ
でもな…でも古泉。俺は黙ってるつもりはないんだ。悪いがな

「古泉君、昨日は良く眠れた?」
「はい。ありがとうございました」
嘘を吐く古泉を味噌汁をすすりながら横目で見る
いけしゃあしゃあとよく言うな
「今日はどうするの?」
「えーと…そうですね…」
古泉が俺を見る
自然とおふくろの目線も俺に向けられる
「古泉くん、遊んでー☆」
言ったもん勝ちだと思ったのであろう妹が叫んだ
しかしその願いは聞き入れられんな
「欲しい本があったんだ。付き合ってくれ」
「はい。かしこまりました。妹さん、今日は申し訳ありません」
「えー」
「また来ますので…来ても?」
宜しいですよね?と続くだろう言葉に頷いてみせる
おふくろも意気揚々と返事をしていた
どうせまた来週には来るんだろう
今日は諦めろ、妹よ
「しょうがないなぁ。また来てね!約束だよ」
そう言って右手の小指を突き出した
「ゆーびきーりげーんまーん…」
針千本を用意するのは大変だがきっとその必要は無いだろう

食事も終わり簡単な身支度も終え、俺と古泉は古泉の家へと歩を進めていた
「わざわざ僕の家に行かなくてもまっすぐ本屋へ行ってはいかがですか?」
「お前が制服なのにか?」
「僕は構いませんよ」
「いいんだよ。お前んち行くぞ」
「そうですか…?」
とりとめもない話をしていると古泉の家の前に着いた
「どうぞ」
勝手知ったる古泉の家
「邪魔するぞ」
部屋に入るなり古泉のベットメイキングをする
「おやおや…今日は積極的ですね」
冗談めかしているのか本気なのかわからん声色で古泉が後ろから言う
放っておいて手を動かしていると背中に変な感触が走った
「やめ…っ!」
「おや。誘っていただいたのでは?」
「違う!断じて違う。お前が寝るための準備だ」
「え?」
「お前、いつもろくに寝てないんだろ。普段の睡眠時間を言ってみろ」
「……言いたくありません」
こいつは…何時間寝ることが出来ているんだろう?
眠りが浅いことも昨日俺よりも遅く寝ていることも今日俺はおろか妹よりも早く起きていることもわかっているのにそれでも言いたくないなんて俺の予想よりもさらに短いということなんだろう
「言ってみろよ」
絞り出すような声をしていることが自覚できる
俺は…こいつの隣で何度も眠っていたはずなのに何もわかっていなかった
気付けなかった。いや、気遣っていなかったんだ
しょうがない奴だな、俺も…こいつも
古泉は自分の睡眠時間を言うつもりはまだないようだ
本当にこいつは…
「もういい。寝ろ」
「眠くありませんよ」
「寝ろって!」
手首を引っ張りベットに寝かしつける
「いつもと逆ですね」
まだこの馬鹿は笑みを浮かべたままそんなことを言ってくる
「そんな戯言はもういい。寝ろ」
「少々運動すれば眠くなるかもしれません」
「馬鹿野郎」
「ですが…本当に眠くないんですよ」
困った顔をされてしまった
「ベットで何もしてなければ自然と寝るだろ」
少なくとも俺はそうだし妹だってそうだ
「あなたは不眠症と言う病気を知らないのですか?」
「!お前、不眠症なのか?」
「いえ。そうではありませんが眠れなくて困る、という事がなかったような言い方だったので」
ふむ。無いな
俺の寝つきは、はっきり言って良い
良すぎるといっても過言ではないだろう
古泉もそれを昨日認めていたしな
実際、眠れない、なんてことは今まで経験したことは無い
しかし、古泉にはその経験があるんだろう
能力に目覚めた時に自殺まで考えたと言っていた
きっとその時は眠れない日を過ごしていたんだろう
そして今は…
「お前は閉鎖空間のせいで眠りが浅くなったのか?」
バツが悪そうな顔をされた
「そうですね…中学時代には夜中に頻繁に閉鎖空間が発生していましたから。起きてすぐに移動、退治できるようにしていました。眠りが浅くなるのも道理です」
やっぱりか…
「ですが、今は夜中に閉鎖空間が発生することもごく稀になったんですよ。あなたのおかげです」
それでも眠りが浅いのは変わらないんだな
「1度ついた癖はなかなか取れるものではないですからね。慣れたので本当に平気なんですよ。人よりも睡眠時間が短いというだけです。僕にとってはそれで十分な時間なんですよ」
古泉はそう言うが、本当にそれでいいのだろうか?
それで体調を崩すということはないのだろうか?
「それに…眠っている時間が短いのであなたの寝顔を見ることが出来る時間が多いんです」
良いこともあるんですよ、なんて冗談めかしてそんなことを言い始めた
馬鹿か、こいつは
心配してる俺が馬鹿みたいじゃねーか
ああ、気が抜ける
「わかったよ。本当に大丈夫なんだな」
「はい。大丈夫です」
「睡眠不足とかで倒れたらタダじゃおかねーからな」
「はい。肝に銘じておきます」
「そうか。ああ、スマン。お前制服のままだったな。着替えてきたらどうだ」
「そうですね…。では、今日はこの後どうします?本当に本屋に行きますか?」
「本当に買う予定の本なんかねーよ。お前はなんか行きたいとこあったりすんのか?」
「あなたとなら何処へでも」
ああ、特に用事は無いのか
じゃあ、金もないしここにいるかな
「かしこまりました。では、家用の服でいいですね」
そう言って古泉は着替えを始める

着替え終わったら古泉は何を飲むか聞いてくるだろう
その時の答えはホットミルクがいいだろうか
とりあえず俺だけが寝顔を見られているのは腑に落ちない、それだけだ
それに妹のあの攻撃を受けていないというのも気に食わない
今度泊まりに来たときにはあれを食らわせてやりたい
俺だけがあれを味わうのは不公平だからな
数えたことが無い羊を数えてみるのもまた一興だ

比較的楽な格好になった古泉がこちらを向いて笑顔で言った
「さて、何かお飲みになりますか?」

早くマヌケな寝顔を晒すがいいさ
そう思いながら俺は口を開いた


web拍手

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カウンター
カレンダー
11 2017/12 01
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
最新コメント
[04/10 椎香]
[03/09 冬輝]
[10/24 オレンジレモン]
[10/23 彼方]
[10/23 オレンジレモン]
最新記事
プロフィール
HN:
彼方
年齢:
31
性別:
女性
誕生日:
1986/12/06
職業:
会社員
自己紹介:
社会人2年生になりました。
メールフォーム
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析

Designed by 湯月   Material by ウタノツバサ
Copyright c [ 鈍感な人 ] All Rights Reserved.

忍者ブログ [PR]