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涼宮ハルヒシリーズの2次制作サイト。鈍感なキョンを愛でています。 BL要素満載なので間違って入ってきた人は回れ右です。古キョンだらけですが、国木田×谷口も少々あります。 当サイトはリンクフリーです。相互も大歓迎です。 リクエストなども受け付けておりますので拍手かメールフォームよりお気軽にどうぞ。
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生活リズムを正せ!4 の続きになっております
今度は古泉視点です


以下、ss本文は「続きを読む」から



ところで、アニメロミックスの着ボイス
「目覚めのひととき with 小野大輔」と「目覚めのひととき with 杉田智和」というのを聞いた方はいらっしゃいますでしょうか?
どう聞いても古泉とキョンの朝の会話にしか聞こえませんよ
小野さんのがちゃんと敬語になっているんです
っていうか、この2つ、どう聞いても話がリンクしてるんですよ
もう、狙ってるとしか思えません(笑)
狙っていないと言っても信用しません。

あと、羊シリーズの杉田さんver発売まだですかね?
でも、私は寝つきがいいので眠くない時に聞かないと最後まで聞く自信がない(笑)

ハルヒの2期早く…
いえ、さすがに水曜日よりはテンションは落ちました。
大丈夫です
いやぁ、水曜日のテンションは我ながら凄かったなぁ
マガジンで絶望まさかの改造オチwとテンション上がってたのにそれが頭から抜け落ちるくらいでしたよ
でも待ち遠しいのは変わらないですv

「羊が1匹、羊が2匹…」
彼の心地よい声が耳元で囁かれる
まったく眠くないのにベッドに寝かせられて羊を数えられている
僕はどんな子ども扱いをされているのだろうか

笑みがこぼれる
作り笑いなんかじゃない、本当の笑いだ
嬉しくてしょうがない

朝から彼は僕の心配をしすぎだというくらいしてくる
…それが、嬉しくてたまらない
彼に心配をかけているというのは申し訳なく思うがそれ以上に嬉しい

「羊が31匹……まだ眠くならないのか?」

先程よりも少しぶっきらぼうになってきた
まだ何分も経っていないのに
彼らしくてそれすらも愛しい
「あなたも一緒に寝ますか?」
布団をめくって誘ってみる
「俺はいい」
断られてしまった
「残念です」

「羊が32匹、羊が33匹…」

再び数え始める声が聞こえる

しかし、彼には悪いが本当に眠くないのだ
眠りが浅い事、睡眠時間が短い事
それは本当に自分にとって負担になっていない

でも、心地いい
僕は彼の声が大好きだ
ただ黙って彼を見つめる

「羊が79匹…まだか?」
「眠くないですね」
「はぁ…そんなにこにこしてんじゃねーよ。大体、おまえ寝ようとしてないだろ。まず俺を見るんじゃなく目を瞑れ。そこからだ」
「おや。困りましたね。僕にとってはあなたが安眠剤なのですが」
「ん、なっ!」
照れるあなたも愛しい
「羊が80匹!目、瞑れって!そうじゃなきゃ眠れないだろうが!!」
「はい。わかりました」
おとなしく彼の言う事を聞く
あんまり機嫌を損ねられるのは本意ではない
「羊が81匹…」
目を瞑るとそれだけ彼の声にのみ気が向けられる

僕の大好きな人の声
この人の時間を独占しているという事実がたまらなく嬉しい
今は僕のためだけに羊を数える、なんてことをしてくれている
彼が時間を割いてそんなことをしているというこの現実が僕の気分を高揚させている
1人でそんなことに興奮して寝られない
眠らないと彼に負担をかけてしまう
それでなくても心配をかけてしまっているというのに
寝たふりでもした方がいいのだろうか?
でも、僕の単なる我儘だがこのままで居たいと思ってしまっているのも事実だ
甘えてしまいたい
彼の優しさに

「羊が…ん、ケホッ」
彼が数えている途中で咳をする
そろそろ止めてもらわなければならない
甘えたいという考えを振り払う
僕の我儘で彼の喉を傷めさせるわけにはいかない
「スー、スー」
寝息をかきはじめた、フリをする
「んぁ?寝たのか? ……」
安心してくれたのだろうか?
それでいい
「ふぁぁ~。起きたばっかなんだがな…また眠くなってきた」
いけない。このままでは彼がソファで寝ることになってしまうのではないだろうか
どうしたらいいだろうか
狸寝入りだということがバレてもマズイ
「ふぁ。んー。古泉、もうちょいそっち行け」
彼がベッドに入ってきた
ますます眠れないではないか
苦笑するしかない
しかし、彼の為に身を動かしスペースを空ける
ごそごそ潜ってくる
果たして狸寝入りはばれていたのだろうか?
「ベッドで寝転がってればいつかは眠るだろ」
そう言って彼はしがみついてきた
これでは身動きが取れないではないか
まぁ、それが狙いなのだろうけれど
出来れば向かい合いながらそういうことをしてもらいたいのですが、それは贅沢なんでしょうかね?
これでは彼の顔が見れない

「俺は寝るぞ。お前も寝ろ」
「はい」
自分勝手なようでいて本当は他人のことを考えすぎなほど考えている
そんな彼が大好きだ

10分は経っただろうか
彼の寝息が聞こえてくる
回されていた手が緩んでいる
本当に呆れるくらいに寝つきがいい
緩んだ手を放し向き直る
彼がベッドに居ろと言っていたのでそこから離れることはしない
彼の寝顔を見つめる
自分とは違うハリのある髪を手でいじる
この安らかな顔を見るためなら何も惜しむ物はない
そう、それが自分の睡眠時間だったとしても

しかし、彼が本当に唯一の安眠剤になるのかもしれないと彼の寝息を聞きながらそう思った
今は簡単には眠ることは出来ないけれどずっとこの寝顔を見ることが出来たなら、そう。きっと。


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